藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

脳の働き(1)

*[ウェブ進化論]右か左か。

利き手というのは「右脳、左脳のどちらが体の動きをコントロールしているか」によるという説が有力だという。

 

自分はもう左利きが長くてすっかり利き手がどう、とかいうことは考えなくなっていたのだが脳科学の本を見ていたら、左利き=右脳=感覚的とか、並列思考とか。

左脳は言葉や計算・論理、直列思考とかが書いてあってどうにも気になる。

この右脳左脳問題と、「男脳・女脳」の問題はどう絡み合ってくるのよ、とか思うと素人ながらに気になるというものだ。

 

それにしても左利きのマイノリティ度合いはともかく、世の中がどれほど「右利きさん」向けにできているのかを新年とともに試してみた。

すべての動作を左手だけに寄せてみる。

 

まず部屋のドアだが、必ず「右寄り」にノブがついている。

左手でノブを回すと、体をよじる感じになり、そしてそのままドアを引くと角がぶつかるので、大きくのけぞって体をかわす必要がある。

そこそこ大変だ。

エレベーターの呼び出しボタンも右側にあるし、もちろん籠に乗ってからのボタン類も右側に並んでいる。

これを左手で操作するのは、やはり体を拗らねばならない。

駅の電車の自動改札は必ず右手でタッチするようになっている。

何より狭い居酒屋に行けば右手で箸を持たないと左手ではぶつかってしまう。

 

世の中は90%の右利きの人のためにできている。

(つづく)