藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

気付かぬ魅力(1)

*[ウェブ進化論]自国の良さ。

日本で働きたいという外国人の人と多く接していると、もう「何がなんでも日本に住む」という決意が固まっている人が非常に多い。

この島国で、しかも日本語が流暢でなくては非常に就職のハードルが高いのに、皆その「壁」を乗り越える気満々の人たちばかりなのだ。

自分が英語圏に住んでいて漢字、仮名、文法をビジネスレベルで覚えろと言われたら恐らく挫折してしまうと思う。

 

最近はそんな彼らに詳しく「日本へ来たい理由」を聞いているけれど、ダントツの一位はアニメ・コミック、そして日本食

さらに歴史、安全性、日本人の気質が好き、という。

日本語学習については「アニメを暗記するまで徹底的に見て、さらに日本語の漫画と照らし合わせて漢字を覚える」という徹底ぶりである。

(自分たちが海外の映画をみてそこまでする、というのはあまり聞かない)

 

日本にそれほどの無形財産があることに、案外自分たちは気づいていない。

特に凶暴な人が多いとは思わないが、それほど親切な人ばかりかというと、特に都会ではそんな感じもしないし。

日本食は、海外に行ってみると違いが分かるが、どうも国内にいると有り難味が薄れてしまうらしい。

 

自分は旅行があまり好きではないが、聖地巡礼ならぬ「日本巡礼」をしてみないと、どうももったいない気がしている。