*[ウェブ進化論]そもそも気質が違うのかも。
昨日、日本の「社長さんすら中間管理職」というシステムは、現場を知らないシステムが原因だと書いた。
ではそういう存在がなぜ生まれたのか? と考えると諸外国との違いが鮮明で面白い。
(そして日本が昭和に「なぜ猪突猛進できたのか」もよく分かる)
日本の敗戦で都会は焼け"グレートリセット"が起きてからは、軍備をせずに経済だけを見ていられたから、まず「疑いようのない目標」があった。
そして集団行動に強い日本人は、「自分たちを個人業績」で計らずに「集団目標」で管理してきたのだ。
そしてさらには「右肩上がり」の時代に合った"終身雇用"というシステムを取り入れた。
自分たちが考えるべき「一番の問題」を考えずとも「ただひたすら働けばいい」という体制が確立していたのだ。
そこで生まれたのが、実は何をしているのかよく分からない「中間管理職」という存在である。
そうして90年代に最強になった日本は、いまだに迷走しているというわけだ。
日本人らしい性質だった、と言えばその通りだが「気質もシステムも」欧米と違うのは納得できる話だろう。
日本からGAFAMが現れないのは「突出した変なやつ」が生き延びられない土壌があるからだと思う。
もっとも"そんな欧米を本当に目指したいのか"と聞けば、"FIRE世代"の今の若者たちはもっと違うことを語るのではないだろうか。