*[ウェブ進化論]オセロの終盤。
人は保守的、というか「安定志向」なので変化を基本的に嫌う性質が強い。
これまでの教育の質のせいもあるのだと思うが、特に欧米人とは違って「全体主義で質を高める」気質の強い日本人は変化を好まない人の割合が高いと感じる。
その最たるものは「官僚」とか「既得権益層」の人たちだろう。
その次にはマンモス企業だ。
どこでもいいが省庁の組織図を一度見てみて欲しい。
よく言われるが法律でも組織でも「リセット」ということをまずしないから、余分な組織ばかりが泡のように増殖する。
リセットしないのは「危険を犯したくないから」であり、別に税金がかかるだけでリスクは自分たちには及ばない。
そんな性質がどんどん膨らんでいるのが日本の特徴だと思う。
みんなの会社でも「"あの人の仕事は実はいらない"ということに誰もが気がついている」ということはあちこちにあるだろう。
けれどもそれは「お互い様」で言わずにおく方が平穏だし…という心理で、全体としては大きなムダを放置していることになるのだ。
それはともかく。
最近、営業の現場に戻り「自分の仕事を(デジタル化するつもりで)見直して見たら」、"熟慮"を要するようなものはほとんどなかった、という話。
実は「ホウレンソウの自動化」でほとんどカタがつく。
つまり"デジタルで代替される日は近い"ということに気がついたのだ。
日本人が得意の「既得権益の術」が一気に通じなくなる日は近いのではないだろうか。