藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

支配の構図(1)

*[ウェブ進化論]貧困解決の前に。

法律業界では「男女の問題は原因は、経済的なことがほとんどだ」という。

もっと言うと「男女を問わず大抵の争いごとはお金がらみ」ということらしい。

例えば離婚問題の原因のほとんどは経済問題なのだという。

気がつけばなんたるカネまみれ。

 

と言ってみても「そういう世界」を自分たちは自然と求めてきたのだ。

それは"便利の代償"と言っていい。

生活に必要なものを「自給で自足をせず」に金に支配されているのは無理もないということなのだ。

 

つまり先進国であれ途上国であれ、自給自足するような環境に生まれない限りは「知らないうちにカネ支配の世界」に参加していることになるわけだ。

それはそれで便利なことだが

"そういう世界にいるんだよ"ということを最初の最初にきちんと話をしておかないと「いつの間にか金まみれ」ということに晩年になって気付いたりするのだ。

 

歴史小説などを読んでいると、どうも日本では江戸時代くらいに「石高とお金」が入り混じるようになり、米よりも「さらに便利なカネ」が幅を効かせてきた、ということのようである。

お米というまだ「それ自身が食べられるもの」から完全に独立し、万能の交換手段になったお金はそれ以降ビジネスにせよ戦争にせよ、そして自分たちの生活を細かく分業して文字通りの「サプライチェーン」を編み出していったのである。

(つづく)