藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分だけのディレクターとかソムリエとか。

休みの朝、朝食を作っていてふと思う。
納豆とオクラと卵の黄身と和芥子と梅肉と醤油を混ぜる。
大体三百回くらい混ぜると味が馴染んでくるようだ。
海苔と白髪葱は食べる直前に混ぜた方が食感が残っていていい感じだ。

納豆の入った丼を箸でひたすらムギムギと混ぜながら。

これって今のネットのコンテンツと似ていないだろうか。
ジャンルの異なる素材が混ざり合っているし、材料の出どころも様々だ。

今のコンテンツ事情はというと、

テレビラジオで放送されるもの。
レンタルやオンデマンドで有料配信されるもの。
専属チャンネルで定額視聴し放題のもの。
完全にフリーでネットラジオや動画サイトに上がっているもの。
そして、自分たちが「個人で所有している媒体のもの」などがある。

こういうものが、ミックスされて自分たちの生活に関わっている。
細かくは「聞き放題のチャンネル」でも、番組の構成は様々で有料でも価値のあるものも多い。

有料か無料か。
ネット配信かローカルか。
選択的か受動的か。
それ以外の(情報などの)付加価値を求めるか。

これからはそんな「コンテンツのミックス」が重要な選択肢になってくるのではないだろうか。
いずれは「自分の気分に合わせたディレクション・チャンネル」がAIなどを使って出来てくるかもしれない。
自分専用のディレクターがいる時代、というのはこれまでにない贅沢ではないだろうか。