藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

脱出力。

プロは「その道の基礎トレ」に3-4万時間費やした人達だ。
(先日のエントリ「プロのすごさ」)http://d.hatena.ne.jp/why-newton/20070305


そして、皆その後の「維持トレ」にも余念がない。


日常の姿は自ずから大体決まってくる。


現役でいる間は、1日4-8時間程度、は基礎トレーニング。


そして、さらに数時間を「その先のため」に充てる。


生活のリズムを変えるようなイベントは慎む。


プロ度は生活習慣の「維持力の高さ」とも言える。
まあ


「生活リズムの達人」だ。


乱れたときの対処こそ。

さて、異常時はどうか。


スポーツ選手ならケガや連敗。
芸術家なら、病気やスランプ。


ビジネス人なら、営業、人事、資金繰り。
ほかにも家族や友人のこと。


悩みは尽きない。
見落としがちだが、プロ度の高い人ほど「脱出法に長けている」と気付く。
「いち早く」次への準備に入る。

元のリズムに戻るのが早いのは、トッププロの共通スキルだと思う。

躊躇の時間をなくせ。

自分たちを、日々待ち伏せる問題はおいそれと「白黒付けられないもの」が圧倒的に多い。

特に自分でコントロールし切れない問題(いわゆる「影響の輪」の外)については悩ましいものだ。
ニ、三立て続けに起こると、気分はどうしても沈み気味になる。

思えば、生きる上での困難など、幼い頃からいっぱいあった。
ずい分「逃げ」もしたと思う。


が、社会人になってからは「逃避」という選択が非常に難しい、と感ず。


自分の信用だ、矜持だ信条だ、そんな理由で正面から組み合う。


劣勢が明らかな問題にも、立ち向かい、何らか結果がでる。



そして、必ず次の日の夜明けが訪れる。



自分たちは人。


当然のように悩む。


瞬間、思い切り悩み、明日を考える。


伝わるだろうか、
遺るだろうか、
こんな気持ちが。