藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ハンドベルが紡ぐメロディ

ソノス・ハンドベル・アンサンブル。


もとは教会の鐘の音の練習が目的だったという。
90'にサンフランシスコで結成された。


手掛けるレパートリは幅広い。

くるみ割り人形
サマータイム
浜辺の歌
五木の子守唄

透明。
だが力強い、まさに教会の鐘の音。


ベルを振るプレイヤーは。
社交ダンスを舞うような、或いはパントマイムのような優雅な腕の軌跡。

バッハの甘きよろこびの道に
グリーンスリーブス


そりすべり、へ


教会の鐘は、何かの始まりや終わりの「荘厳な時の到来」を告げる。


オルゴールのような金属的な音の芯と、
ハモンドオルガンのような余韻。

その余韻にはどこか夕暮れの枯れた物悲しさを含んでいる。


(以下サイトで試聴可)
http://sonos.org/music/recordings.php
ソノスハンドベル