藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ウェアラブル。

Google glassのプロモーション記事が目立ってきた。
賛否あるけれど、みんなが相当注目していることは間違いなさそうで、もうその注目度はタブレットの比ではないようである。

「自分の視覚と同一の目線」ということや、「フリーハンド」というところが、これまでの新しいデバイスとは根本的に違うようで、現在のスマートフォンが便利に使われている、ということからさらにもう一段、使い勝手が進歩するらしい。
というよりは、今でもスマホ片手に歩いていたり、自転車に乗ったり、電車ではもう乗客の半分は手に取っている状況だけど、これがもう「ほぼ全乗客」が視界に「コンピューターの初期画面」を見ている状態になるのだから、いよいよそれから「新IT時代」が始まるのかもしれない。

プロモーション動画でも本屋での探しものとか、近くにいる友人を見つけたり、そして最後は意中の人に景色と音楽をプレゼントしたり、といい感じのシーンがあるが、便利な端末がいつもポケットに入っている、というのと「自分の視界がそのままネットの入り口になっている」という事の差は思いのほか大きく、いわば「究極のリアルタイム社会」がこれから始まるのではないかとも思った。

こうして「自分との距離数センチ」が埋まって便利になると、これまでとはケタ違いの利用形態が生まれてくるのだろう。
まだ人体の体内に入る汎用コンピュータは出てきていないが、これからはそんな進化もいよいよ現実になるのかもしれない。
本当の進化はこれからなのである。