藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分の二十の大事なもの。

人は自分の事が気になる生きもの。
我欲というか、自意識とかいうか、自己中というか。
まあそれが恥じらいでもあると思うので、まあ自分がかわいい、という素直な感性はある意味当然なのだろう。

そうして、この「自我」は、しばしば外部から見た自分、についての評価を狂わせる。
「本当に自分がしたいこと」と「自分が”そう見られたいこと”」を混同してしまうのである。

自分が本当に好き(になりそう)なのはAさんなのに、一般的に人気の高いBさんと付き合ってしまった。とか
自分が本当に興味を持った会社は中小企業のC社なのに、名の知れていて世間体の良いD社に入ってしまった。とか。

「本当に大事な○○」という形式に当てはめて見れば、あまり人生外部に振り回されることも無くなるのではないかと思うのである。

1.本当に大事な友人
2.本当に大事な恋人
3.本当に大事な親兄弟
4.本当に大事な親戚縁者

5.本当に大事な仕事仲間
6.本当に大事な上司、部下
7.本当に大事な仕入れ先、下請け先
8.本当に大事な(ビジネスの)パートナー
9.本当に大事な仕事

10.本当に大事なお店
11.本当に大事な生活
12本当に大事な勉強
13.本当に大事な習慣
14本当に大事な趣味・習い事
15.本当に大事な読書
16.本当に大事な住まい
17.本当に大事な財産

18.本当に大事な信条
19.本当に大事な人生
20.本当に大事な自分、と。

自分の場合、結局「自分の価値観」というのはこの二十項目くらいで形成されているらしい。
「本当に大事な社会貢献」とか「本当に大事な政治力」とか「本当に大事な肩書き」というのはない。
けれど、逆にこの一つ一つは自分にとっては「大まじめ」に考えておかねばならない重要項目なのである。
人生も半分はとうに過ぎ、何に執心し、何を捨てるべきかを考えねばならない年齢に成っている。
せめて「本当に大事なことたち」と過ごしていきたいと思う。