藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

日本の未来。


先週西日本の出張から帰った友人との話。
お互いマスク着用。
彼「あれ?風邪?」
私「最近調子悪くて。花粉症か鼻炎かよく分からなくて。」
彼「俺もずっと平気だったのに、先週出張してとたんに具合悪くて。」
「どうも現地(福岡)ではPM2.5とか黄砂らしいと言っていた。」
私「関東では"ヒノキの花粉"だという人もいるよ。」
彼「しかも鹿児島では噴火の粉じんもあるというし、中国大陸と同様日本も『住める地域』が極端に減ってきているんじゃないか?」

さらに中国の友人からは北京、天津などのある渤海湾の汚染が深刻で、現地では「死の海」と言われているという。
環境問題は先進国ではずい分メジャーな話題であり、(環境対策を)検討するのも当然である、という風潮になっているけれど、ローカルな工業地域にとってはまだまだ真剣な取り組みはされておらず、いまの地球上のバランスで言えば、環境対策よりもずっと早く汚染拡大が進むのではないだろうか。

徐々に進む汚染に対して「生活NG」が判定されるのはもう手遅れになっていることが多い。
特に経済成長を標榜する中国を含む新興国には、援助も含めて積極的な支援がないと環境破壊が止まることはないだろう。
京都議定書だけではない世界規模の環境基準と予算を作らねば、日本も住めない国になるような予感がする。
「マスク必携」というのはもうまともな空気が供給されていないということなのである。