藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

まだまだ余地あり

人と人が懇親を深めるのには食事が何よりだという。
なので「まずはお食事でも」となる。
ずい分ネットの情報も発達してきたけれど、まだまだそういうソフトは見当たらない。
というかそういう「お店選び」の巧みな人は、そのセッティング能力だけで尊敬されたりすることもしばしばである。
相手が初めての食事の人か、
目的は商談か単なる懇親かとか、
あるいはグループ内の複数の人が上手く交流できるように、とか
労いでとにかく美味しいものを腹一杯にとか、目的も一様ではない。

よく接客の良い店で、今日は誕生日とか何かの記念日とか、大事な商談で、とかTPOに合わせてくれるお店の話も聞くけれどそういうのは口コミレベルでなかなか表には出てこないものだ。
ネットがどうこうという問題ではないけれど、「こういうメンバーと、こういう目的で、こういうものを食べたい」という目的がはっきりと伝わり、また店側の事情も双方向に伝えられたら、今とは一味違うソフト的なサービスが実現するのではないだろうか。
今その店が混んでいるかどうか、だけでもすぐに分かると有難いものだけど、そんな仕組みもまだ見当たらない。
飲食業の経営は難しいというけれど、工夫の余地もまだまだ多くあるのではないだろうか。