藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

今を意識できるか。

十代の頃。
朝晩、特別な何かをすることもなく。
食べたいものを食べたいだけ食べ。
眠りたいときに眠った。
それで健康が損なわれるということもなく。

それが今はどう。
朝晩にはストレッチ。
歯磨きは入念に。
食事は糖質、脂肪、蛋白質やビタミンを意識して、偏らずに。
1日1万歩は歩く。
筋肉は退化しないように筋トレを。

奔放に、本能のままに。
というのが若さの特権だと気付いたのが最近だ。(嘆)

若さは「若いこと」に気づかない。
当たり前か。
だから若いのだ。

しかし、だから年を取るってことは「そういうこと」も分かりながらの円熟味がある、とも言える。
だからいろんな「ルーティーン」を背負いながらも、なかなかに知恵を巡らせて毎日を生きて行ける。
老いるというのはそういうことかもしれない。

結局は「その時代の自分」をどう楽しむか、ということだろうか。
特に若い頃のには「その境地」が分からなかった。
今は大分「そんな気分」になっている。

それにしても、直接的にそういうことを示唆する本に巡り合わなかったのは自分の浅学の極みだ。
若くして頭でだけ理解できるものではないけれど、先輩の箴言には出会っておきたいものである。