藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

分かるまでが勝負。

どうてい
【同定】
《名・ス他》
1.同一であることを見きわめること。
2.自然科学で、分類上の所属を決定すること。

よく「何が問題かが分かれば、解決したようなものだ」という。
つまり「はっきりしたこと」はあまり話題にならない。

「人はいずれ死ぬ」とか「人は必ず老いる」とかいうことについては議論はあまりない。
でも「どんな風に老いるか」ということについては「何が問題かがはっきりしないから阿鼻叫喚だ。

で、やれ三千万円貯金がいるとか、日本人の三人に一人が高齢者だとか。
「よくわからないこと」について自分たちは騒ぐ。

大きな書店に入って新刊とか実用書で話題になっているものは、みんな「よくわからないテーマ」を書いている。

はっきりしない問題だからこそ物議を醸す。(その余地がある)
正解が出にくいからだ。
正解の分かっている"道徳の教科書"はつまらないのはそのせいだ。

問題解決の力っていうのは「そういうこと」だ。

自分のこと、仕事のこと、家族のこと、彼氏彼女のこと。
何か「行き詰まって」いるのなら「その問題が何か」を突き止めたらこちらのものや。

方針は立つ。
さて自分の問題を改めて見つめてみようっと。