藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

必須の機能。

「リーダーに必要なこと」は幾つもある。
営業、技術、人事、ファイナンスにコミュニケーション力とか、いやビジョンだとか。
おそらく「そっち」から埋めていったら永遠に埋めきれない。
どれ一つとっても「掘れば掘るほど深いテーマ」だから、書店の平積みにはいつもそういう新刊が並び続ける。

けれど「リーダーが必ず果たさねばならない"機能"」があるとしたら何だろうか。

『適切なサイズの問題をつぎつぎに生み出し、
それの集まった総体を意図する方向に
向かうようにデザインできる人』

どうやらこれは「あれば望ましいこと」ではなさそうだ。
『必須』なのだ。

オープンソースのプロジェクトのように。
開発者にとって「適切なサイズの問題」が示されて、しかも「全体を方向づける」こと。
はどんな大プロジェクトでも、小プロジェクトでも"必須"なのだ。(とこの度気づいた)

そして多分、「そういう機能」がないプロジェクトは消えてゆく。
自分も過去幾多の新規案件で失敗してきたが、こういう文脈で切ってみると実に納得がいく。

問題が大きすぎても手に負えない。
行先の方向が悪くても、賛同者が集まらない。
「機能」としてはそれだけのことだと分かれば、実にすっきりしませんか?
けれどこれだけではなさそうだ。
(つづく)