2008年の糸井・梅田・岩田氏の鼎談より。
オープンソースのことは分かっていた、けれど。
毎日毎日動きを続けていると、
適切な大きさの問題が
つぎからつぎに生まれるんだそうです。
で、それさえ生まれれば、
インターネット上にはそれを解決する人が現れる。
新聞にクロスワードパズルが載っていたら
それを解く人がいるように、
それをみんなが解いていくんだと。
ただそれがリーダー論に導かれていたとは知らなかった。
だから、この話を聞いたとき、
どうやったら適切なサイズの問題を
つぎつぎに生み出すことができるんだろうか、
って思ったんですね。
つまり、適切なサイズの問題をつぎつぎに生み出し、
それの集まった総体を意図する方向に
向かうようにデザインできる人こそが、
これからのインターネットのリーダーというか、
未来のリーダーシップなんじゃないか
というような予感がしたんです。
『適切なサイズの問題をつぎつぎに生み出し、
それの集まった総体を意図する方向に
向かうようにデザインできる人』
これだ。
これですよ。
リーダーが意識した方がいい「挙動」です。
たぶん行動原理みたいなことだ。
(つづく)