藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

固定観念の開放

 *[ウェブ進化論]ネットじゃダメなもの。

コロナの影響がネットの浸透に追い討ちをかけている。

多分、多くのセミナーはずっと以前からネットで開催できていたはずだし、企業の多くの打ち合わせも在宅で可能だったのだと思う。

疫病の流行で一気にそうした改革が進むことになったのは皮肉というか、人間の「行動の合理性」というのは実に感情的なものだと思い知らされている。

現実を見れば「どちらかというと顔を合わせたい」というのと「顔を合わせないと成立しない」ということが全然違うことなのだと気が付く。

つまりほとんどのことはデジタルで代替可能な時代になっていたのだ。

 

では逆に「リアルじゃないと成立しないもの」は何だろうか。

通信のインフラはかなり整い、いよいよ5G以降になろうとしている。

この先もっと通信速度が上がれば、視覚や触覚についてはかなり「リアルに近いもの」が実現するだろう。

「人肌」がデジタルで実現される時代に本当に人と人が接触しなければならない理由はあるだろうか。

今はまだ大仰なゴーグルをつけている仮想化技術が、実はその先を予見している。

将来は本当に「リアルとバーチャルの区別」がなくなるのではないだろうか。

テクノロジーはついに現実と同化し、超えていくような気がする。