藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

仮想現実のこれから。

virtual 【形】
実質上{じっしつじょう}の、事実上{じじつじょう}の、実際上{じっさい じょう}の、実質的{じっしつてき}な◆実体・事実ではないが「本質」を示すもの。
《物理》仮の、仮想{かそう}の、虚の、虚像{きょぞう}の
《コ》仮想{かそう}の、バーチャルな、ネットワーク上の

言葉って実に不思議で一つの単語が真反対の意味を持っていて、それでいて器用にどちらにも使えることがある。
バーチャルという言葉もその一つで「現実にない」という意味もあるし「ほぼ現実に」という意味もある。

これまでのITでは、どちらかというと「リアリティのある作り物」という用いられ方が主だったけれど、いよいよコンピュータの性能が上がってきて「ほぼリアル」になりそうだ。

数年前、高画質カメラと通信を使って「日本と海外の音楽ホール」を中継してプロの演奏家が音楽のレッスンを行う、というイベントがあったが、その時感じた「リアル感」がいよいよ現実的になってくれば、これまでの「バーチャル世界」がかなり現実の生活に入ってくるのだろうと思う。

これまでは「やっぱり対面しないと」と思っていた世界は、一気にバーチャルに取って代わる可能性があるだろう。
(つづく)