藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

街づくりの未来に

*[次の世代に]晴海を世界に。

自分の自宅近くにオリンピックの選手村に使用した後のHARUMI FLAGという開発予定地がある。

東京都の所有した地を民間デベロッパーに払い下げ、すでに五千戸近くのマンション群が建ち並んでいる。

オリンビックが来年開催されるかどうかはともかく、都心のこのまとまった土地にどうして「独創的な街づくり計画」ができないのかと残念でならない。

今のままでは単なる「湾岸の団地群」という高度成長期の蹉跌を繰り返すばかりに見える。

こうしたまとまった広さの都心の開発や、これからの郊外や地方の土地利用についても、世界的な「建築や都市計画や、公共政策の専門家」を集めてコンテスト形式でアイデアを募るべきだと強く思う。

地主や地権者が権利やお金を主張するばかりでは、「魅力的な街づくり」は覚束ないのはこれまでの日本中の開発例をみても明らかだ。 

日本中にある「〇〇ニュータウンの失敗」を風化させてはならない。 

今なら、中国が作っている北京の雄安新区や杭州の西渓地区のような、「IT技術先進都市」をコンパクトに作ってみたら、東京は一躍注目を浴びるだろう。

さらにIT化の技術については、モビリティや電子マネーやセキュリティや個人認証や物流についても、世界から企業の協賛を呼びかけて「実験シティの建設」に協力を仰げば多くの提案が集まるに違いない。

何より、若い人たちはそうした「夢の街」に住んでみることに興味があるに違いない。(自分なら絶対住んでみたい)

いろんなデベロッパーが寄り集まって、不平の出ない無難な街づくりをする時代ではない。

晴海に続いて、築地市場の跡地についても同様だろう。

魅力的な街にするために、広くアイデアを募るオーブンイノベーションは今や常識である。

ぜひ政治を担当する人たちには考えてもらいたい。