*[健康]されど糖質
かれこれ十数年も糖質制限をしてきて、何度か「気の緩み」が出ることがあった。
特に「他人と会食する機会」が要注意で環境が変わったのをいいことに「例外」を許してしまう。
その例外がいつしか「許容範囲」になり、厳格なルールを蝕んでゆく。
何かまるで薬物依存に苦しむ人の手記のようだ。
自粛が続いたここ二月。
少しづつ糖分摂取を許した結果、体重は二キロ(66kg)、体脂肪率はなんと6%増(19%)になっていた。
恐ろしや。
たかが糖質である。
"糖質ごとき"でもこんなに苦しい。
薬物の依存症に苦しむ人は、一体どれほどの覚悟が必要なのだろうか、などと想像する。
また薬物依存の脱却には終わりはない、と聞く。
それよりは大ぶん弱いはずだけど、糖質依存も多分これからずっと続く。
近寄らず、甘えず許さずの気持ちを持ち続けなければならない。
美味しい蕎麦や白いご飯を食べない暮らし。
ああそういう生活は、果たして幸せなのだろうか? という気持ちも去来する。
そして制限は続く。