藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

バランスの最適化

*[ウェブ進化論]知識と経験と。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、と言うけれど。
なかなかどうして「経験してみないとわからないこと」はたくさんある。
畳の上の水練ではできないことは実に多い。
 
レベルが上だとか下だとかそういう問題ではなく。
「次のある段階に行ってみてこそ分かる」ことは実に多くあるものだ。
 
異性と付き合ってみればどうだった、とか従業員を雇ってみればどうだった、とかお金を借りたらどうだった、とか歳をとってみればどうだった、とか。
ならでは語れることはたくさんあるだろう。
 
これほど情報があふれている世の中だけれども、経験してみて初めて気づくことがこれほど多いということは見過ごせない事実である。
 
つまり、やはり机上の空論より体験に勝るものはない。
しかしながら、事前に知識を十分に仕入れておくに越した事もない。
 
これからの時代は、「予め、リアルの体験とバーチャルな知識とを組み合わせながら」より最適な経験を求めていくようなスタイルが主流になるのではないだろうか。
 
武道の世界とか宗教の世界なんかも、そのメソッドが様変わりするだろう。
これまで以上に「道を究める時代」が訪れるような気がする。