藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

理屈より情緒

*[経営]紹介業の力。
人材紹介の仕事をしていてつくづく思うのは、リクルートという企業の凄さである。
いろんな企業が人探しをする中で、お金のある会社はまず大手の媒体を使用している。
それもすごい金額だ。
 
人材紹介という職業は、江戸時代以前からある古典的なビジネスモデルだが、それをまだIT技術が普及する40年も前から始め、さらにインターネットが普及して成長し続けているということに改めて驚きを禁じ得ない。
 
実際には転職をしたい人たちは、今のネット時代、いくらでも自分で直接会社にアプローチできるはずなのだが、しかし人材紹介とか募集媒体と言うのはなくならない。
アナログの覇者が、そのままデジタルでも寡占している珍しいケースだと思う。
 
AIが人材紹介エージェントを完全に代替すると言う話も聞くが、果たして400年以上も続いてきたこのビジネスの形態が本当にITに置き換わるだろうか。
人が人を雇うという構図がある限り、こうしたビジネスというのはずっと続くような気がするのである。