藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分のこと

*[老後]最期は考える。
介護の現場に関わっていると、つくづく「最期の迎え方」について考えさせられる。
まずは自分の意識のあるうちに「自分の最期の過ごし方を選べるかどうか」ということ。
当の本人に意識がなくては、周囲は混乱するばかりだ。
そしてどのような過ごし方をしたいのかを、あらかじめ考えておくことだ。
健康と同時にお金の話とも無縁ではいられない。
 
人は痛みを感じ、また生に執着する生き物だから、その時期を迎えてみれば「より生きたい」と思うこともある。
「不意に雷に打たれて死ぬのが一番いい」と言ってのけたお年寄りもいた。
考えながら老いると言うのは、それだけ大変なことなのだ。
 
今ならまだ「これからを考える」ことができる人は大勢いる。
自分の老後を決めるのは自分自身でできること。
これからを考えるのには、まだ遅くはないのである。