藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

最初の一歩

 *[次の世代に]逆アプローチ。
昨年から営業の現場に復帰して改めて感じたことがある。
営業にせよ普段の人間関係にせよ、まず「話を聞いてほしい」とか「何々は要りませんか」という切り口でアプローチをすることがとても多い。
そうするとよくても半分は怪訝な顔をされる。
「忙しいのに、何ですか」という感じがありありと伝わってくる。
 
けれどよくよく考えてみると、これは実は順番が間違っていることに気づく。

自分話を聞いて欲しければ「まず相手に何かができてから」ではないだろうか。
そうすると見方は逆転する。

「まず最初にこちらが相手の望む何かをする」ことを目的にお話を始める。

有名な家電製品の販売会社は、お客の悩みを聞いて散々に尽くした後に、お客さんが「で今日は何を買って欲しいの?」と言うのは有名なエピソードだが、商売というかコミニケーションの極意は、そういったところに転がっているのだろう。

とはいえ、まず初対面の人にペラペラと、悩みごとを話してくれるはずもなく。
だから最初は「関係作り」から始めなければならない。

「一度、当社のご紹介だけでも」というのは間違った方法ではなかったのである。

 極意は足元に。

秘密はすぐそばにあるらしい。