*[ウェブ進化論]疎にして漏らさず。
労働組合がネットの活用で加入者増だという。
組合費はゼロのところもあるらしく、ここでも加入のハードルはどんどん下がっている。
ネットがこれまでの常識を変えていく対象は、まだまだこれから増えていくだろう。
「労働側vs資本家」という構図は、近代経済学の大テーマで、今でも労働側を保護する法律や規制はたくさんある。
けれど正確に「労働者の声」を吸い上げる仕組みはなかった。
ここでも「物言わぬ多数」の人たちはこれまで黙っていたのだ。
それがネット選挙よろしく、皆が「一票」を投じる事になれば、これまで抑え込まれてきた「労働側の声」が正確に「資本家・経営者」に届くことになると思う。
政治家と同様に「大株主の大体の意向」とか「メインの労組の声」を聞いておけば、「その他の多くの勢力は抑え込める」というこれまでのやり方は通用しなくなる。
政治も経営もようやく「本物の多数決の時代」がヒタヒタと迫ってきている。
恐らく「旧式の人たち」は一掃されるだろう。
若者や男性以外や、子供の考えも反映される。
資本家もようやく「全方位」を見た経営の仕方を要求されるのだと思う。
そんな時代が来ることを見据えて、今のことを考えよう。
古代から現在まで、"追放された王様の話"は跡を絶たないですから。