藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

実は力(1)

*[7つの習慣]反射する。

以前、何か大変なことが起きた時には「反射的に"よく来たな!"と考えよう」という"反射思考"について書いたことがある。

そういう風に反射的に考えた方が「いたずらに嘆き悲しむ」という、まああまり大して意味のない時間をグッと圧縮できるし、まともな対処に早く着手できると思うからだ。

 

ー幸運は不運の姿をしてやってくるー

そしてこれは田坂広志さんのメッセージだが、これも「不幸が来たと思ったら、反射的に"実は幸運かも?"」と思うようにしたい。

童話や寓話で最初に起きたエピソードが、実は後々のどんでん返しを起こす仕掛けになっていた、というのにどこか似ている。

なぜか醜い格好をした魔女を追い払ったら…みたいなやつだ。

 

そしてこうした考え方の良いところは、7つの習慣で言うところの「影響の輪」である「自分の影響できる範囲」で色々とシミュレーションできることだろう。

つまり訪れた不運を「どうやって幸運に変えられるか」ということを自分で考えねばならない。

ただ不運を嘆き、ただ神に祈るのではなく、自分のできる最善を考える。

そうすると、なんと「不運を幸運に変える能力」が身についていたりするだろう。

 

反射思考は、実は単なる思考のショートカットではなく、新しい能力を養うものなのである。