藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ITの本領

*[ウェブ進化論]これから本番。

自分は35年前に「IT化の波がくる」という予感がしてこの世界に飛び込んだ。

業界を選んだ動機はそれだけだった。

そして業界に入ってみると、その目論見どおりに「あらゆる業界でIT化」が始まるところだった。

「どこもかしこもコンピュータ化だ」という景色には驚いたものだが、今は「さらにその先の時代」に入っている。

 

もう「コンピュータの導入」というのは成長のためのキーワードではなく、「何のためのIT化なのか」という目的が厳しく求められる時代になっている。

思えば昔は「とりあえず合理化のためのIT」というだけで十分だったが、今はそれでは相手にされない。

 

とはいえ、世の中でまだまだ「人手」でこなしている仕事は多く、当面はそういった仕事がIT化のターゲットになる。

そしてITとAIで人の仕事がどんどん代替されていった後のこと。

そうした「IT化の次」を考えておくことが重要になってきている。

 

「IT化」そのものが目的だった(それでよかった)時代終わり、いよいよ「何のためのITなのか」を問われる時代になった。

「ともかくIT化」というキャッチから「このためのIT」という説明が必要な時代なのだ。

 

いよいよ本当に「ITとかコンピュータの使い方」を考える時代になっている。

これからがいよいよ面白いところなのではないだろうか。