藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

脳練習

*[次の世代に]年齢に関係なく。

自分は関西弁でいうところの「あたらしもん好き」だが、若くして頑なな人を見ているともったいないなぁ、と思うことが多い。

 

先日老人ホームを訪ねていて気がついたのは、元気な高齢者というのは例外なく「好奇心が強い」ということだ。

テレビを熱心に見ていたり、絵や習字などの趣味を持っていたり、太極拳などにも進んで参加している。特に女性。

そして反対に老化が進んでいる人は活動量が総じて少ない。

老化が進むから活動しないのだと思っていたが、どうやらメンタル面で決まってくるようだ。

明るい老人は、たとえ手足が不自由でも頭が老化していかないらしい。

 

脳トレがどれだけ認知症に効果があるかは分からないが、どうも「若い頃から頭を使う」ということを意識しないと思った以上に老け込むのが早いのではないだろうか。

自分たちは長く生きていくほど「経験値」を備えていくから、特に冒険的なものに出会うとすぐにリスクを考えてしまう。

そして同時に「新しいことに合わせて苦しむ自分」を想像できるから「年と共に頑なになる」のは防衛本能と言ってもいいのかもしれない。

 

若くしてチャレンジせず、保守的な人は実はもう「脳の老化が始まっている」ということを疑ってみてもいいのではないだろうか。