藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

安全のために

*[ウェブ進化論]全て録画する世界。

パーフェクトな安全を求めて

個人情報の使用の是非をめぐっては相変わらず議論されている。

けれどいつの間にか刑事事件や事故の捜査が各所に設置されている監視カメラを使い、そのおかげで犯人が捕まることはもうしょっちゅうだ。

街中のいろんなカメラが、まぁ協力しあって人間を捕捉しているわけだが、こちらは「事件ありき」のせいか、個人のプライバシーの話はそれほど聞かれない。

 

そして当たり前ながら、それでも「人の家の中のプライベートな空間」はまだ秘密が保たれたままだ。

いくらなんでもプライベートな空間は秘密にしないと…ということで諦めてしまっては思考が止まってしまうというものだ。

 

なので家の中やオフィスなどのあらゆる場所にカメラを設置しなくてはいけないということを法律で決めてしまうのはどうだろうか。

ただし、そのカメラは「直ちにプライバシーを侵害するようなもの」ではなく、

何かの犯罪や事故が起きたときに、そこで起こったことを後から再現できるような「抽象化カメラ」のようなものにしてはどうだろうかと思う。

 

そして普段はその再現の操作は一般人ではできないような仕組みにしておく。

今の警察捜査以上の厳重な管理が必要になってくるだろう。

けれどそのために「犯罪が撲滅できる」ことになるのだったら、その投資は十分な価値があるのではないだろうか。

 

悲惨な事件や事故のニュースを聞くたびにそんなことを考えています。