藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

脳の使い方

*[ウェブ進化論]すべてに意味を。

もしリタイアして何かを学ぶとか、(ないけど)若返ってやり直すとかするのなら脳の研究が一番面白いのかなと思う。

脳は番地(部位)によって働きが異なっていて、暗記をつかさどる記憶系脳番地を単体で働かせるのではなく、思考を巡らせる思考系脳番地や、理解を促す理解系脳番地を連携させるのがコツです。

加藤俊徳(かとう・としのり)脳内科医、医学博士より』

これがわかっただけで能動的になれる。

 

例えば世界史でも、ローマ帝国が紀元前8世紀から1200年間と長期に繁栄したのは、道路などのインフラ整備が優れていたからだが、地球の寒冷化により南下する異民族の侵入に耐えきれず滅亡した」

と概略を聞いてから

「3世紀末にディオクレティアヌスローマ帝国を四分割してテトラルキア(ラテン語)という統治を始めた」という話を聞けば、しぶとく残ろうとした皇帝の苦肉の策だった様子が鮮やかに分かる。

 

つまり、その言葉の意味や背景に共感したり、感情を動かされたりすると、大人でも比較的すんなり記憶を定着させられます。これを「有意味記憶」と呼びます。(加藤氏)

 

記憶するものは全て「有意味記憶にする」ということを覚えておきたい。