藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

まだやらんか

*[ウェブ進化論]どこまでの茶番。

コロナ禍での給付金の配布とか、感染者の特定などでも日本のデジタル化の問題が露呈したけれど、こうしたことを契機に一気に改革するのは政治の責任というものだ。

 

けれど喉元過ぎれば…という感じでその後の動きは鈍い。

「世帯主に給付金を配ると、(認知症やDVなど)いろんな問題を抱える人たちに届かない」などというのはシステム的にはお話にならないレベルの問題だ。

まず国は、これを機に「出生児から死亡者までのデジタルID管理」を実現するのが喫緊のミッションである。

 

自らを自嘲するように「タテ割り行政」とか「国と地方の押し付け合い」という状態がもう何十年も続いていて、いろんな省庁を新設したりしているが一向に改善の兆しすらない。

政治家は与野党で潰し合いをしている場合ではなく、まずは「国のデジタル化を全面的に進める!!」などと目標を明確にすべきだろう。(そしたら支持率も上がる)

 

ここでも"既得権益"という魔物が幅を利かせているわけだが、無駄なだけではなく明らかに国民に不利益をもたらしているという事実はもはや犯罪的に重い。

賢い官僚にそんな病根が分からないわけはないから、彼らは確信犯という罪を集団で犯しているのである。

それにしても官僚の人事異動とか、予算編成とか、報酬制度の改定などの様子は見ていて出来の悪い映画を見ているようで気が滅入る。

 

なんとか新党の出現に期待したい。