藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

始点の転換

*[ウェブ進化論]これからを考えるために。

「これからの人生の中で、今の自分が一番若い」という言い方がある。

過去はともかく今からのことを考えるしかない、と。

それはその通りだ。

そして、けれど過去をレビューしてみることも大事だと思う。

 

これまでの人生で「全盛期はいつだったのか?」と考えてみる。

「今が全盛です」と言えればそれでいい。(なかなかないが)

けれど過去の「全盛期を見逃していた」ということはないだろうか。

結局は「選択しなかった過去の選択肢を辿る」ということになるので検証のしようはないのだけれど。

高校に入学したあの頃、とか社会人になったあの時、とか。

それとも独立して三年経ったあの頃とか。

そんな風に過去を見直してみれば、自分の全盛期とか"伸びしろ"について考えることができる。

 

そしてそんな過去の回想は、実は「これからでもっとも若い"今の自分"」へと重ね合わせることができそうだ。

ひょっとして今が自分の全盛期なのではないか? と考えてみれば、歳は取っていても「これから」についていくらでも考えることができる。

 

要はそういうことなのだ。

過去の「チャンスだった時」のことを見返し、そして「今からのこれから」を考えてみると結構な年になっても将来のことを考える思考になるだろう。

 

年寄りが僻みっぽくなるのは「どうせ今からなんて」という思い込みが大きいと思う。

実はそれなりに「これから」も残っているのではないだろうか。