藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

リセットの時代

*[ウェブ進化論]ゼロから考える。

子供のころは毎日が「新しい経験」ばかりだった。

それまでの蓄積は何もないから当然だ。

そして自分たちはどんどん経験を積み、社会人になると「いっぱしの経験者」になってゆく。

それから家庭を持ったり、部下を持ったりしてさらに経験を積むのだが、その一方で「初心らしさ」はどんどん失われる。

 

今の時代の若者から見て、一番嫌なのはそうした「年寄りの硬さ」なのではないだろうか。

決まったロジックの正解があるから、常にそれに押し嵌めて正解を導こうとする。

けれど実はそこに正解はないだろうことは、何となく分かっているのだ。

過去に成功した世代の人たちは、「次の時代の正解」にたどり着けない。

というか、次の時代には「決まった正解がない」と言われているのだ。

 

だから"本当にゼロから考えてみる"ということが大事な時代になっているのだと思う。

反対に言えば「これまでの正解を疑い、捨てる」ということだろう。

ちょっと戸惑うけれど、実はこれからのことを考える方が楽しいものだ。

これまでの「正解ショートカット」は脇において、フラットにこれからのことを考える時代に入っている。

 

これまでの正解は正解でなくなった。

これからはいろんな正解を作り出す。

 

ようやく"オリジナル"が花開く時代になってきた。