藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

モデルチェンジ(4)

*[ウェブ進化論]代替タスクの時代。

行政が調査したい「マンホールの写真を撮ってくれたら報酬を払う」というサービスがあった。

一時的にスタッフを抱えて日本中のマンホールの写真を集めるのは大変だ。

多くの応募があったという。

 

こうした「ついでの労働」は実はそこら中にあるだろう。

通勤ついでやお散歩ついでの高齢者の見守りとか。

帰り道についでの買い物とか。

自分がついでにやれることを繋ぐ。

 

こうした「自分がやれることをやる」という欲求は思いの外強い。

日本人は特にそういう精神が備わっているという感じがする。

こうなるとIT技術が活躍する番である。

 

高齢者のケアから、子供の相手とか。

働き盛りの相談から若者の進路相談の相手まで。

自分たちが「してあげたいこと」と「して欲しいこと」はまだまだ結びついていないと思う。

お金がいくら?というのはその後の話だ。

まずは「自分ができること」と「して欲しいこと」を表に出して並べてみることが重要だ。

そこから善意の行動も生まれるし、そしてお金のやり取りも出てくるだろう。

 

日本中、世界中の「やれることとやって欲しいこと」が交換されるのは、いよいよこれからのことだと思う。

そんな思いやりが交差する社会は、かなり住み心地がいいのではないだろうか。

 

そしてそこには外国人もいて欲しい。