*[ウェブ進化論]代替タスクの時代。
行政が調査したい「マンホールの写真を撮ってくれたら報酬を払う」というサービスがあった。
一時的にスタッフを抱えて日本中のマンホールの写真を集めるのは大変だ。
多くの応募があったという。
こうした「ついでの労働」は実はそこら中にあるだろう。
通勤ついでやお散歩ついでの高齢者の見守りとか。
帰り道についでの買い物とか。
自分がついでにやれることを繋ぐ。
こうした「自分がやれることをやる」という欲求は思いの外強い。
日本人は特にそういう精神が備わっているという感じがする。
こうなるとIT技術が活躍する番である。
高齢者のケアから、子供の相手とか。
働き盛りの相談から若者の進路相談の相手まで。
自分たちが「してあげたいこと」と「して欲しいこと」はまだまだ結びついていないと思う。
お金がいくら?というのはその後の話だ。
まずは「自分ができること」と「して欲しいこと」を表に出して並べてみることが重要だ。
そこから善意の行動も生まれるし、そしてお金のやり取りも出てくるだろう。
日本中、世界中の「やれることとやって欲しいこと」が交換されるのは、いよいよこれからのことだと思う。
そんな思いやりが交差する社会は、かなり住み心地がいいのではないだろうか。
そしてそこには外国人もいて欲しい。