東芝フラッシュメモリー訴訟、8700万円で和解。
また、職務発明訴訟が一つ、和解で決着した。
請求額11億円に対し、8700万円。金額の多寡も問題にしたいが、それより重要なことは、和解の対象は、訴訟の対象の特許41件だけでなく、舛岡教授(東北大)が「在職中に関与した500件の特許すべて」を対象にしていることである。
これでいいのか?-発明対価の計算は困難だが…
日亜vs中村教授の時もそうだったが、在職中の「特許群すべて」が対象になっている。
企業側の理屈から言えば、確かに発明の対価算定は、とても面倒な作業だろうことは想像に難くない。
しかし、この流れは日本の知財戦略(プロパテント)を損ないはしないだろうか。そして、私個人の意見はともかく、「そういう論陣を張るマスコミがいない」ことが一番嘆かれる。
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