藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

脳幹にすりこんでいること。


社会人になって二年目のこと。
後輩ができたとき。


出典が不明だが、「リーダーの条件とは何か」という著作にめぐり合い。


極めて、簡潔。

リーダーの条件は二つだけ。
明るいことと、公平なことである。
というもの。


翌年に独立して以来、これだけは常に、常に忘れないようにしている。
脳幹に刷り込んでいる感じ。


(本当は脳幹とは違うのだろうけど。)


またこれだけで、これまでずい分大変なことも乗り越えられた、とも思うのだ。


これからも、これだけでよいのかもしれぬ。


究極の要素


その著書にはワイングラスの絵。
ルビンの杯が。











(福岡工業大のhpより)


「向い合う顔か、杯か。人は同時に2つ以上のものを見ることすらできない。」


そして、

リーダーの条件は二つ。
明るいことと、公平なことである。


この二つすら、常に維持するのはとても難しい。
が、この二つだけで成功は訪れるのだ。と。


いろいろビジネス書を漁り、マネジメント理論を勉強し、交渉術とか、プレゼントか、ロジカルシンキング、問題解決力…


学習テーマは永遠にあるが、この二つの要諦なくしては、幸せは来ないとすら思う。



若輩の自分は、この言に接し、なによりシンプルさに感動したことを思い出す。


ネットの世界でも


ここ2-3年、ネットでは「性善説性悪説」について議論が盛んだ。


ウェブ進化論以降、梅田さんの一貫する主張である「オプティミズム」。


2007-02-28 - My Life Between Silicon Valley and Japan
(大好きなエントリ)


オプティミズムとは

生来の悲観主義[PESSIMISME]をしりぞける為の意志的判断。


そしてウェブ進化論より抜粋。

これから直面する難題を創造的に解決する力は、オプティミズムを前提とした試行錯誤以外からは生まれ得ないと信ずるからである。(p246)、と。


そうだったのか、と。


「明るいこと」は意思なのだ。


悪い結果を廃するため。


「公平なこと」は。


集団を束ねる上での「必須の透明性」だろう。


「明るいこと」で引っぱり(推進力)
「公平なこと」で正しいことが行われ、チームワークが強む。


決断力、とか提案力とか、なんとかいろいろあれば、それはそれでいいけど。


忘れないでいて欲しい、二つのこと。


自分が後世の人に遺したい言葉、一つだけ選ぶならこのエントリだ。


令嬢か、それとも老婆か。


以前取り上げた「7つの習慣」のパラダイムシフト、の原画を発見。
http://d.hatena.ne.jp/why-newton/20061213


お借りしてきた。