藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

専門用語の増えるとき


ノートの話などして、ふと気付く。


ノートを作っていたのは、社会人になって最初の4-5年と、最近の6年。


間の10年間がぽっかり空いている。
何をしてたか。


まあ何もしてなかった、ということだ。


・社会人なりたて-5年くらいまで


CPU
HD
LAN
メモリ
ページング
仮想記憶
ソースコード
カーネル
パリティ
RAID
スループット
オーバーヘッド
ATM通信
HDLC
エミュレータ
トラフィック


ビジネス用語も

マネジメント
ストラテジー
アウトソーシング
マーケティング
ソリューション
ベンダー
所要量計算
国際会計基準
ホワイトカラーの生産性
目標管理制度



(用語の古さが伝わるかな)


なんじゃこりゃ、大体毎日50-100個くらいの「新語」に遭遇かと。


こりゃイカん、というのがノート作りの動機だった。
毎日、帰宅してから調べて書き込み、書き込む。


覚えても覚えても、毎日降ってくる言葉に無力感すら覚えていたものだ。


で4-5年経って、慣れてきたら勉強しなくなった、と。


ノートふたたび


そして十年ほど経過して特許に出会ってから、ノート再生。


特許の思想である「オリジナル」の意義のすばらしさに感動し、のめり込む。
が、そこからがこんなに長いとは、この当時は知らなかった。(驚)


公権と私権
禁反言
通常実施権
均等論
侵害論
ジェネリッククレーム
マドリッドプロトコル
法人著作
立体商標
PCT
無効審判
審決
補正



今思えば、底なし沼の淵に立ち、底を覗き込んでいる幼児のようだ。
ヘタに近づくとアブないのに。


その後はそのまま間をおかず「法律」の世界へ。
ホームロイヤーズのシステム開発に着手。


第一回の要件定義ミーティングは、「個人版民事再生法の概説」(ズズーン)。


重畳的債務
偏頗弁済
滌除
過失相殺
法の適用
継続的売買
自然人
詐害行為
不法行為
起訴猶予
和議
侵害行為の類型
占有権
所有権
留置権
先取り特権
質権
抵当権
譲渡担保
無効と取り消し
時効の援用



とまあ大変だった。


ノートで見る勉強度合い


当時のノートを見返して、懐かしいが特に後で役に立つわけでもなく。



昔のノート群の内容は、今のブログが代替するだろうか?と思うと、そうでもない。
ノートに記した内容など、ブログにupしてもつまらないものが多い。


やっぱり自分の最前線には「紙」があり、その上にブログなんかがある。


逆説的だけど、自分がノートへ書き込みしてない時は、「勉強してない時」のようだ。


ノートを持たなくなったら、注意しなくちゃ。