藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

好事家のパワー


ガンダム、というのは遂に携帯電話まで作ってしまった。
これは「シャア専用携帯」というらしい。











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専門に物まねをする「ガンダム芸人」なんてものもいるらしい。





ふふん、まあ子供っぽいわと思いながら、
けどソフトバンクも頑張っているな、
と横目でみていたら「コラボ携帯」というのがずい分あるらしい。


まあ、こういうのはもっと早く出てくるかな、などと思ってふと見ると

水木しげるモデル限定生産」の文字が。

限定。

見てみたら、さらに「水木しげる監修の桐箱入り妖怪花札。幻の特別札付き」ともある。

桐箱入りの花札
幻の特別札、とは何か。


むむむ…ごっつ気になる。



ソフトバンクの策略にはまり、「新規加入する」をクリックする、すんでのところで正気に戻ってウインドを閉じる。(汗)


危うし。


妖怪花札、なんて電話と何の関係ないもので釣られるとこだ。
(しかも幻の「特別札」はゲームに使うのだろうか。それともすべて観賞用なのだろうか。気になる。)


アニメ屋など、さすがにユーザの「ツボ」を心得ているなぁ、と感心した、が油断はできぬ。



この先。

世界遺産携帯」とか
「モーッアルト携帯」なんかが出てきたら、アブなくないか。


「ベートーベンの交響曲、全曲着メロつき」とか(長そう)
「遺産めぐりのスクリーンセーバー対応」とか言われると、落ちる可能性が高い。



とアホなことに逡巡していた週末。
ふと思い出す。


なぜすごい、日本のアニメ

フィリピンや中国の友人が「日本のアニメはすごい」としきりに誉める。
「他国に比べてどこがいいのか?」と聞いたところ、「物語性(story natureというらしい)」と即答。


「第一、比較できるようなものは他国にない」とも。

まあアメリカ製のコミックに比べて
「原作のデキ」が良い、ということらしい。


欧州などでも、日本ほど「多数の漫画家」が、
週刊誌など「安価な媒体」で、「多種類」に渡り、
「大量に」発売される、というシステムはないらしい。
(ヨーロッパの漫画は一冊千何百円もする別の読み物だという。)


人気の週刊誌など、発行部数が400万部を超え、また
人気の作品など世界で三億部も売れている(ドラゴンボールです)、というと「サウザンズ・オブ・ビリオォン!」と目を剥いていた。
(発行部数、は「circulation」というらしい。)


漫画なんて、という風潮はまだオールドエスタブリッシュにはあるけれど、ユーザを掴んでいる背景は研究の価値がある気がする。


皮相的には、「原作の確かさと緻密な描写」なのかとも思うが、
あるいは日本人によほど「向いているエッセンス」が何かあるのだろうか。


物作りの原点、とか。


少し考えてみようか。