文化
asahi.comより。レイプの冤罪を受けた人に40億円が支払われるという。 何かの外部要因で被った損害は「お金」で償うというのが今の人間の知恵である。 どこの先進国も「そうした仕組み」になっているので、恐らくは「現在のところ最も合理的な方法」なのだろ…
sankei bizより。 コンビニやファストフード店のコーヒーがとても美味しくなっていて、しかも安いのには驚いたがコーヒー専門チェーンも差別化を図っているという。 一杯千円近い価格帯の"高級勝負"も始まっているといい、こうなってくると街場の喫茶店はま…
中国で日本の、それも花王製の紙おむつが人気で、寡占化しているという。 輸出額はなんと、この十年で約百倍の110億円を超えているに増えているというから大ブームである。原因は国内製への不信感と品質がネットで評判になったとのことだが、まあ日本メーカ…
景気の良くない時期にはとんと聞かなかったリニア新幹線の計画がしばしば話題になっている。 品川-名古屋が11,500円とのことで、どうして先に料金プランが出てくるのか不思議だけれど、現在の「東京-大阪」の料金とほぼ変わらず、なかなか「こなれた」値段で…
愚者は経験に学び、賢者は○○に学ぶ。 (○○に入るのはなんでしょう。答えは最後に) で賢者はともかく、自分のたどってきた短かな「経験」からは少なくとも学びたいものである。 映画で主人公が仲間に二度も裏切られ”you should learn from your experience.”と…
外食チェーンのスタッフが冷蔵庫や厨房でふざけた写真を撮り、webにあげる行為が連鎖している。 「非常識写真」なる呼び名も与えられ、社会現象のようでもあるが、それほどの話だろうか。 自分が社会人になってからのここ三十年ほど、日本ではずい分と「法律…
大使館の関係者名義 で借りた部屋で、カジノが開帳されていたという。 という話を聞いて、江戸時代の藩屋敷の「中間部屋の賭博場」を連想した人は多いに違いない。 江戸時代の中期以降、各藩の屋敷は、今でいえば「よその国」のようなもので、ある種の治外法…
古代マヤ暦では、二十一世紀に、しかも今年の12月21〜23日に「暦が終わる」とされているらしい。 太陽のバーンアウトを予測するのならまだしも、何かの根拠で「この世が終わる」というある種の「限界思想」は人間特有の性質である。 それだけ知能レベルが高…
由緒ある英王立協会が「人類の飲食史上で最も重要な20の発明」を発表。 一位は「冷凍保存技術」とのことで、これを聞いた世界各国からは非難轟々。もとよりこうした「非常に多様な価値観」を持ちうるテーマに王立協会が挑んだことが、そもそも騒動の種ではな…
読売online 世界先読みバズワードより。 日本発のカラオケがアメリカの辞書に載るほどの単語であり、ノーベル賞のパロディまで受賞していたとは知らず。 しかも語源は"詩的"に聞こえる「カラ(空)のオーケストラ」とは恐れ入った。日本では一時ほどの隆盛は見…
バスの行き先表示も(なぜか平仮名で)"とうきょうスカイツリー駅"に一瞬にして変わってしまった。 以前の名前は「業平橋駅行き」。 これは何とも風情のある名前だと思っていたので少し残念。読売「受験サポート」より。 名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ…
リバースモーゲージという考えが日本に入ってきたのは、もう十年も前になるだろうか。 流行りの欧米式金融緩和の流れ(ビッグバン)の中で、今後の高齢化社会へ向けて「これからはこれだ!」とばかりに着目されていた言葉である。「逆の住宅ローン」というこの…
いつの間にか自殺、のことを自死というようになった。 多分"殺"の字があまりに直截なので、その字を表記することを避けているのだと思う。 (それにしても「メに木に几に又」というただの組み合わせ文字なのに、使い慣れることによってこれほどの影響を出す。…
自分のような4-50代は、年代的にも今かなりの「健康ブーム」であるが、さらにその後の世代にはまた揺り戻しが来ているとのこと。 思えば、若者は何でも「はっきりしたもの」を求める傾向があるようだ。 着るものの色もそうだし、味もそう。 食物もいわゆる「…
stay(とどまる)と vacation(休暇)を組み合わせた造語で、アメリカの辞書メリアム・ウェブスターにもすでに載っています。 ・a vacation spent at home or nearby 自宅または近場で過ごす休暇 アメリカで生まれたこの新語は、イギリスやカナダなど、先進…
私見だが、特に最近、関西に帰る度に思う。 何か東南アジアの異国に来たような気がするのだ。原因は、行き交う人たちの体型、服装、そして「顔つき」である。 男性も女性も頬骨が高く、鼻が低め。 服装は派手目。原色多し。特に年配者。 若い人たちは、それ…
国連開発計画が発表する統計で、日本は豊かさ12位とのことだった。 米国は格差の偏在で23位に甘んじたという。 米国の「ウォール街騒動」はともかく。 上位国の顔ぶれは相変わらず興味深い。 常連国と先進国の差。 「不平等調整済み人間開発指数」(IHDI…
都営大江戸線某駅。 そういえば、ひと昔とはずい分様変わりである。 「半数以上の人」たちが携帯電話をさわっている。 そして、物を食べている人が数人いる。 おにぎりをパクパク。 ポテトチップをつまみながらマンガを読む少女。 パリパリ。(美味しそうだ) …
asahi.com "ますます勝手に関西遺産"より。「ええねん」という言葉がある。 関西に住んでいる時には気にもしなかったが、この「ねん」は何だろうか。 標準語では「いいんだ」。かな。 「それでいいんだ」と 「それでええねん」。 ちょっと違う。ええねん、の…
川上未映子さん、おめかしの引力より。 いつもながらに面白い文章。 今回は「乳首との闘い」である。 面白過ぎる。 これをまねて、自分も書いてみようかと思ったがやめた。 なぜ日本では乳首が透けた状態で外出することにこれほど強力な抑圧がかかっているの…
動物の身体の大きさによって、始終えさを食べているというのは、ごく最近知り合いから聞いた話。 一日の可食時間(というか食べていた時間)は、 チンパンジーや猿人ではそれぞれ37%、43%と「食べてばかり」となったが、ホモ・エレクトスなどは現在の人…
著しくレアな性描写が、ものすごくレアな場所でだけ(自分たちの時代だったら、街角に突然設置されていた「昼間は中身が見えない本の自動販売機」のような)、ごく少なく流通しており、そういった「日陰の出版物」は決して日中表だって出てくることはなく、い…
60代の男性が起こす暴力行為が増えているという。 60歳といえば団塊のど真ん中。 戦後の、しかも初めての「横並び世代」の心境はどんなものだろうか。 初めての敗戦、初めての文明化に際して、日本はそれこそ総動員で「一気に」経済的繁栄を推し進めてき…
ぶらあぼ5月号 舩木篤也さんの連載より。 人がなくても在った自然。人がなくては成らなかった文化。 どちらも「素材」と呼ぶならば、先生、人はこの世に投げ込まれ、素材との対決を強いられますね。 素材の伝承、改変、あるいは破壊。 生とは、要するにそう…
EUでは珍しく、作家に保守的な判決。 米国でのデジタル化に、EUで罰則の適用ができるのか、とか もちろん算定の根拠はあるのだろうけど、googleが電子化したせいで、本当にそんな損害が出ているのか。 そして、実はこの「電子書籍化の禁止」は本当は作家にと…
インターネットが完全に「通信インフラ」となり、ますますその上を流通する情報、とくにテキスト情報は増大の一途をたどっている。 一方。 自分たちが読む「活字の総量」はひょっとしたら増えているかもしれないのに、印刷物の流通は減少を続けている。 「諸…
ちょっとクイズ。 Q.過去10年で最も読まれたニュースは何だろう?(ちょっと考えてみて) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ A.「中国の台頭」 だそうである。 そして。 せっかくだから、そのまま「残りの9大ニュース」は何だろう、と少し考える。 何せここ10年で…
ブルース・リーが32歳で急逝してから、もう36年が経つという。 葬儀のニュースを見ていた自分がいるわけで、そりゃ年も取るわ、とアホな感慨にふけるひと時。 で、モーテル化してしまっていたリー宅が、未だ冷めやらぬファンの声と所有者の篤志で「記念館」…
男子厨房にはいるべからず、というのもアナクロな故言だが。 「家事男」はまあ別にして、家庭での料理は圧倒的に女性なのに、いわゆる料理店では圧倒的に男性過多なのはどうした理由か。 女性は家庭に入る人が多い、ということだけが理由にしてはいびつな感…
オールスターゲームの放映権が一億を切るという。 三割以上のダウン。 こちらも旧勢力だろう、古き良きプロ野球も凋落著しい。 ゆくゆくには、アメリカと完全合流するか、アジア圏へ拡大するかしないとジリ貧かなと思う。 その発祥がアメリカだけあって、現…