藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

出産は夜に


何か気になることが頭に浮かぶ。
以前はそのままにしていたのが、最近はブログに記録する、という条件反射があるので、必ず何かに書き留めたりする。


そんなことを続けていてその「考えごと」をするタイミングに気がついた。

生活シーンで言うと、もう圧倒的に「フロの中」か「乗り物での移動中」なのだ。

考えるタネ、は9割がたそこで生まれる。

そして、そんな「タネ」がムクムクと芽を出して生育するのが、必ず夜だ。


歴史は夜作られる、などと言うが、いいことも悪いことも含めて夜の闇、というのは想像を膨らませるようだ。
夜に書いたラブレターが翌朝見てみると正視できないほど恥ずかしいのは、多くの人の経験するところで、まあそんなこととも似ているのかも知れぬ。


従って、夜の間に妄想をムクムクと膨らませた後は、また気の向いた日の朝にあちこちに跳ねまわった文章たちを整形し、恥ずかしくないくらいにして、普通にエントリーとなるようだ。


ニュースなどを見て、その日のうちに何かを感じて書き留めたい、という思いでスルスルっと何か書いて、埋まってしまう日も三割くらいある。


そんな日は「考えるタネ」は順番待ちみたいなもので、検討されずにまた翌日以降に在庫されてしまう。


在庫はあまり増えない方がよいのだが、中には寝かせておくことで、いい具合に醗酵しかかっているようなのもあって、またこの在庫整理も面白い作業でもある。


昔作っていたスクラップ帳、あれみたいなものなのだろう。