藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

四十の手習い


この夏、JAZZピアノを習い出す。
数年後に振り返る可能性があるので記録しておく。


先生は西山瞳さんという、ジャズ界の新鋭で活躍ざかりのプロ。
もう四回目になるが、大変だ。


いつもの練習スタジオのマスターが「こんなの始まりましたよ!」というので見たら、未経験者ok!とのことなので、迷わず応募。


これも勢いか。(苦笑)
前からやりたいと思っていて、しかしいくら譜面を眺めていても「JAZZしていない」自分を強烈に感じていたので、「今だ!」とばかりに申し込む。


とても華奢で、すごくまったりした優しい関西弁で話す先生である。


一方自分は(JAZZの反対をクラシックというのかは知らないが)、体がガチガチ。
口調は優しいのに、初回から「ちょっとアドリブしてみてください」とか指示を受け、頭がまっ白になる。(大汗)


考えるより、習うこと。


四ッ谷のイーグルとか、新宿のDUGとかナルシスとか。
結構気に入っているのだが、見るとやるでは大違いだ。


で、9thがどう、13thまで行きましょう、とかいわれるとまた動きが止まる。(汗)


そしてディミニッシュとかドミナントに「和音のスプレッド」という宿題が出た辺りで四回目。


聴いてびっくり


あまりに自分のことに手一杯で、先生である人の作品を一度も聞いていないことにようやく気づく。(レッスンでは和音3種類くらいしか使わないしなあ)


コリャ不真面目だワイ、とCDを分けてもらって聞いたのだが。
音大を出て、北欧で活躍されてるのは知っていたが。
こんなの素敵だとは知らなかった。


現代風というか、メロディアスというか。
聞いた途端に「あれ」を連想。


そう。澤野工房
通天閣ライブ、とかそれまでのJAZZの世界を覆す澤野セレクション。


初めてCLUB SAWANOのチョイスを聞いた時に受けたショック。
あれと同じである。


《ぜひ試聴を》
http://www.spiceoflife.co.jp/soljp_cd05_l.html


こんなに活躍しているプロに楽譜を鉛筆で書いてもらって、分散和音とか教えてもらうのは申し訳ない気分だが、非常に新鮮で楽しくもある。



ノロマな生徒で申し訳ないが、よろしくお願いします。