藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

金の使い道。


定額給付金のこと。
グリーンニューディール政策


創エネ政策とか、次世代エネルギーとか。
米欧日中、で今トップでやらねばならぬことは何だろうか。


定額給付金、はその景気浮揚効果(つまり消費にいくらくらい使うか)は数%、というかなり確かな調査結果が出ているらしい。
だから二十兆円をバラ撒いても、市中に出回るのは数千億とのこと。
到底正気の沙汰とも思えぬ。


そもそも、「景気浮揚」という発想が根本的に違和感を拭えない。
そんなことをして「一瞬」景気がよくなったような雰囲気を作り出して、その先は何も無い。


一般市民は「そんな雰囲気」を敏感に察知するから全然使おうとしないのだ。
それ、を政治家は分かっていない。
もっときちんと国民に説明すれば、多くの人が納得するだろうに。


納得できる使い道。


年収300万円時代、という話だ。
でも日本で大量に「餓死者」が出るのは悲しい。
まあ日本だけでもないが。


今二十兆使うのなら、政府出資の「ドヤ街作り」ではないか。
まず、都会で餓死者を出さぬよう。
プレハブでも何でもいい。
寝所と炊き出しの完備を。
ホームレス人たちは三万人程度だという。
一食五百円×二食×365日=365000
36万×3万=108億、が一年分の食費。


プレハブは一戸当たり50万かけて、同180億。
100万かけても360億である。
まずこれをやる。



そしてその間に、「田舎行き支援」だ。
もう都会に消費はない。
いつまでも食うや食わずで都会にいるよりも、今なら「田舎の一等地」が確保できる。
これとて、皆が「そちら」を向きだしたら、またローカルラッシュ現象が起きるだろう。


田舎行き、とて今のうちである。


(つづく)