藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

また伝説。


メイ・フラワー号でヨーロッパから移住してきた現アメリカの国民。
彼ら「アメリカ合衆国」は司馬遼太郎よろしく、世界のあらゆる国民の「あこがれ」を象徴する存在なのかもしれない。
そして、それを運命づけられている、とも思う。

ヒスパニック女性最高裁判事の誕生。
これは一つのトピックだ。


またアメリカという国は楽観的、というか、明るいイベントづくりがとても上手だ。
過去の歴史から、一応黒人と言えるオバマ大統領を出したり、
また黒人の最高裁判事を出したりする。


もう何千年にも亘り、いろんな時代特有の澱を、その政治に引きずっている日本と比べると対照的である。
問題は「事態がオープンに進んでいるのか、いないのか」。


民衆は賢く、そんな目で政治や行政を見ているのだと思う。
アメリカはまた、最高裁の判事に初のヒスパニック系女性を選んだという。
常に革新的なことは、彼の国から起こる。


できうれば、日本にもそんな「思想的な楽観論者のリーダ」の出現が許されないだろうか。
単なるスタンドプレイではなく。


しかし、日本の内閣のように世襲や因習に縛られている、ということもなく。
アントニオ猪木以外の、実業界のヒーローが待たれている。
またそれだけの価値、は日本には有ると思うのだ。


そういったものが表出するようなインフラを考えていかねば。
米国の報道を見て、そんな思いに駆られた次第。


真のリーダーの出現には、その十倍以上の環境の培養が必要なのだろう。
そんなことを国を見ていて感じる。


「米国の夢」を体現 初のヒスパニック女性最高裁判事

このニュースのトピックス:米国

学生時代のソトマイヨール・ニューヨーク連邦高裁判事(ロイター) 米最高裁判事への指名を受けたソニア・ソトマイヨール・ニューヨーク連邦高裁判事(54)は人種的に少数派。「思いやりのある人」を最高裁判事にしたいと話していたオバマ大統領に似た経歴を持つ庶民派の女性が“アメリカン・ドリーム”を体現した。

 米自治プエルトリコからニューヨークに移住した両親の間に生まれ、低所得者用の公営住宅で育った。小学校3年までしか教育を受けられなかった父親は工場労働者として働いていたが、9歳の時に死亡。母親のセリーナさんが看護師として育て上げた。


 8歳から糖尿病を患うが、名門プリンストン大、エール大法科大学院を卒業し、1979年に検察官に。84年に弁護士に転じ、92年に連邦地裁判事に就任。98年には連邦高裁判事に昇格と、あらゆる側面から司法界での経験を積んできた“達人”だ。(共同)