藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

スポーツと政治。


教育再生懇談会スポーツ庁の設立を提言したという。
偉い方たちのことで、そりゃいろいろ論旨があるのだろうけれど、


「2016年の東京五輪実現を念頭に、国際競技大会の招致を積極的に支援する方向性も明記した。」


とかいうが、そんなのが必要なのだろうか。
ネットにあまり詳しい文書は見つからないが、もう少し骨太な「確かにそうだ」というようなカルチャー的な視点というか、将来日本の国民をスポーツでどうしたいのか、くらいのことをあげてもらいたいものだ。


国民の基礎代謝を上げる(メタボ防止とか)、とか。
生活習慣病を減らす、とか。
平均寿命を伸ばす(もう十分か。て何で伸ばすのかな)

オリンピックの招致、なんて国がいろいろと汚れるだけのような気がするが。
もうそういう「イベントの時代」ではないのではないか。


ここにも一つ、アナクロがあるように思った。


スポーツ庁新設を提言 教育再生懇が第4次報告
 政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾前塾長)は28日午前、スポーツの振興に向けてスポーツ庁を新設することなどを盛り込んだ第4次報告をまとめた。
2016年の東京五輪実現を念頭に、国際競技大会の招致を積極的に支援する方向性も明記した。
6月下旬にもまとめる経済財政運営の基本方針「骨太方針2009」にも反映させる。

 スポーツ庁文部科学省厚生労働省などにまたがる行政組織を一元化する構想。
世界でも通用するトップアスリートの養成のほか、企業のスポーツ活動の活性化に向け、税制上の優遇措置などを講じる方針を打ち出した。
校庭の芝生化や体育施設の充実など、地域のスポーツ環境の整備も求めた。


 「教育安心社会の実現」と銘打ち、保護者の教育費負担の軽減も促した。
幼児教育の無償化の早期実現のほか、小・中学校の児童に対する就学援助の充実を指摘。
財政措置のあり方を含め、援助の新たな仕組みを検討すべきだとした。高校生への経済支援として、新たな給付型教育支援制度の充実も提言した。