藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

秋の早足。


付記:10月最後の日に米商業金融大手CITが遂に破綻見込みとの報道。
いよいよ「底ぬけ」の気配。
景気が戻り基調、という日本の報道は虚しく。


<政治>

消費者物価、11年度期にまで下落、日銀見通し
債務返済猶予案、「評価せず」が6割、日経調べ
政府の緊急融資制度、9末で14.5兆、中小資金難続く
2010年度概算要求、厚労省5兆円上積み、子供手当などで
8月鉱工業生産指数、回復するもピークの前年一月比で八割と発表
8月住宅着工件数、前年比38.3%減、9ヶ月連続で下回る、今年7月に続きワースト2
8月完全失業率5.5%、0.2ポイント低下
在米日系企業、景況感DI値、過去最悪の41に、JETRO発表
日本郵政、副社長に元官僚二氏、キャノンなど民間からも二氏


米新車販売、前月比22.7%減、補助制度終了の影響で
世界の金融損失額、306兆円 09年4月比16%減、IMFが推計
米失業率、0.1ポイント上昇の9.8%に。雇用者数26.3万人減


<社会>

金融庁日本興亜を7億円超の支払い先送りで行政処分に。一部業務停止も
JR西、報告書漏洩で前社長が取締役を辞任
桂米朝、元横綱大鵬氏らに文化勲章授与
マリナーズ城島、阪神入り決定


三遊亭円楽、肺がんで死去
海自護衛艦「くらま」、関門海峡でコンテナ船と衝突、三人負傷、28日


オバマ大統領にノーベル平和賞授与を発表、9日
米、カリフォルニア州で今年99番目の金融機関破たん、16日
中川昭一・元財務相急死、4日


<経済>

JAL再生タスクフォース」金融機関に対し債権放棄と債務の株式化(DES)で計3000億円規模の支援を要請。
JAL再建、2000億円つなぎ融資、政府保証で調整
伊藤忠、ユニーに出資3%、中国進出へ
東芝4-9期、黒字転換へ
マネックス証券オリックス証券、来春目処に統合へ、ネットで二位に
グリー、SNS会員数で初の二位浮上、モバゲー抜き1512万人に


全日空、半期赤字250億、旅客収入低迷で


GM、ハマーを中国へ売却

あっという間に秋深く


今月はちょっと忙しかったからか、ずい分時の過ぎるのが早かった。
10月なのに大型台風が来たり、その後急に秋になった感じがして、あと一ヶ月で師走、というのも少し気分が追いついていません。


政権が変わり、当事者の民主党も大変だが、景気の上向きは一向に見えてこない。
好材料、というつもりの報道も「底を打った」というばかりでこのまま「底を這い続けるのでは」という識者の意見もチラホラと出始めたようである。


未曾有の製造不況はしっかりと、その根を下ろしつつある、というところだろう。
戦後の繊維から始まった製造業拡大路線、一辺倒で来た時代がいよいよ終わりつつある今を「明治維新」になぞらえる人もいる。


それほどの大転換だ、というのもその岐路に立っている自分たちには、うねりが大きすぎてなかなか実感できないが、「時代の価値観が変わる端境期」というのは今のような状態なのかもしれない。
と、ちょっと「先から目線」で今を見つめていきたいと思う。


今の子供たちが自分の年になるくらいの30年後、を考えると、従来の製造・輸出路線というのはどう考えてもムリがあったし、永遠の繁栄というのも、環境のダメージを考えればあり得なかったと感じ始めていた。


そんな潮目が変わり、30年後の自分たちを思えば、ずい分貴重な機会に巡り合わせているのだ、という視線も持っていたい。


そして、仕事とか、趣味とか、教育とか、そんな目線でこれからのことに取り組みたい物である。
そうすることで「楽しい一生」が手に入るのだと思っている。