藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

幸せになりたいなら


先日、幸せオーラの話を書いたら、誰のことか?と問い合わせが多い。
けど多くの人が接触してオーラが薄まってしまっては申し訳ないので実名は書けませぬ。


先日出席したマネジメントのための研修で印象的な言葉。

「リーダー(経営者)の仕事は従業員が働きやすい環境を作ること」


もちろん普段からそうありたい、と思っている(つもり)だが、改めて「それそのもの」が目的なのだ、と言われると目の覚めるような感覚がある。


思えば、会社がいい仕事をし、
業績を上げ、
スタッフの待遇が良くなり、
また残る体力でさらにいい仕事ができるための投資を行い、
そんな仕事がしたいと、新しい人が応募してきて、
さらに拡大発展する。

というような「プラスの連鎖」にはどの経営者も憧れがあるだろう。

つまり「スタッフが気持ちよく働ける環境」を作るには、


「良い仕事」つまりモチベーションが湧くような仕事を持ってくる必要があるし、
そこにはそんな「やる気の出る公平な」人事制度も必要だろうし、
もちろん初期投資のお金だって必要だろうし、
そんなことが、すべて「スタッフの働きやすい環境」ということに深く関わってくる。


それはともかく。

良い職場に。


会社というのは人の集まるところであるから、とかく問題が起こる。
不思議なくらい起こるものだ。


やはりきちんとした運営のためには、何か疑問や問題があれば「即」対応できるような組織網が必要なのだと感じる。
人間はみな自我があるので、「よかれ」と思っていることでも人数が寄れば「食い違い」が生じる。
その食い違いは、時とすればその組織が「常時見ていなければいけない方向」からズレてしまうこともしばしばである。

よくいう、「顧客を見ていない」状態である。


それだけは、それだけは避けなければならない、と強く思う。
組織が、その本命である「相手」を一瞬でも見なくなれば「隙」が生じる。
内紛の起こる会社、噂話の絶えない会社はあまり発展しないものである。

会社が少し大きくなると、そんな「内部の分子力」のようなものがあちらこちらで自然発生的に働きだして、組織全体の力を弱めてしまうのだ。

ということは、ここら辺りで全員が「一方向の北斗七星」を見て、大きな方向だけは見失わないようにしなくてはいけない。

ザワザワと周囲にノイズが出だしたら、川のように上から下へ、あるべきようにスムースに水が流れるような整理が必要なのだ。


なぜなら、それこそが「働きやすい環境」の最も重要なことだと思うのである。