先日、転職を考えている、という後輩と夕飯を食べる機会があった。
彼曰く「自分にはチャンスがこない」という。
周辺のことを聞いてみて驚いた。
自分には「チャンスのてんこ盛り」に見えたのだ。
チャンスがない、という幻想。
チャンスがない、というのは実は多くの人が陥る被害妄想かもしれない。
自分もそういえば、これまでの人生で都度都度、そんな気持ちになっていた。
と今にして思う。
「自分は任されればやれる」「ポストがない」「評価がされない」
そんなことをよく耳にする。
だが、そこで。
ちょっと見方を変えてみる。
本当にチャンスはないだろうか。
実は自分の周りはチャンスだらけではないか。
チャンスを見る目。
幸せの青い鳥はすぐ近くにいた、とか。
ピンチはチャンス、とか。
いろいろ言うけれど。
全然学業の成績が上がらない時。
これからやれば、「伸びしろ」が違う。
もう大分成績上の連中と比べれば、目立つことこの上なし。
チャンスである。
嫌な上司の下に配属されてしまった。
やる気が起きない。
これまではどの部下も実績を出せなかったはず。
ここで頑張ってやり抜けば、誰よりも高いハードルを越えることになる。
大チャンスである。
事業がうまくいかない。八方塞がりである。
ぐずぐずと現業を引き摺って転換点を見失うより、今が変わる覚悟の時かもしれない。
不振な時は大チャンスかもしれない。