藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

幸せの尺度。


自分などは、戦中派の両親の元で育った。
つまり高度成長期をモロに見ながら思春期を過ごしたわけで、そんな立場からすると、現在の政治を見ていると思うところもある。

内閣府が2日発表した「休暇取得分散化に関する特別世論調査」の結果によると、大型連休の日取りを地域ごとにずらす政府の休暇分散化構想について、「反対」「どちらかと言えば反対」は計56.1%に対し、「賛成」「どちらかと言えば賛成」は計28.1%だった。賛成は反対の半分にとどまり、政府構想への異論が強いことが浮き彫りになった。」


休日が増えた。
自分が社会人になったころ1990年ころから、ぐんぐん連休が増えている。
先輩経営者が、嘆きのあまり、「ひと月の稼働日数」を年間で均してみれば、すでにひと月20日を割っている、と嘆いていたことを思い出す。


もう「寸暇を惜しんではたらく」というセンスの人は少数派。
むしろ「月給の多寡」ではなく「休みがより多いほうがよい」というのが現代の価値観なのだという。
もうある程度の暮らしができるから、という人間のある種の「飽和状態」に達したのだろうか。
一定以上の報酬のためには「身を呈して働く」というのは、今の常識ではなくなっているようだ。


休暇分散化、56%が反対=「家族と合わない」など理由に−内閣府調査 
内閣府が2日発表した「休暇取得分散化に関する特別世論調査」の結果によると、大型連休の日取りを地域ごとにずらす政府の休暇分散化構想について、「反対」「どちらかと言えば反対」は計56.1%に対し、「賛成」「どちらかと言えば賛成」は計28.1%だった。賛成は反対の半分にとどまり、政府構想への異論が強いことが浮き彫りになった。
 調査は10月21日から同31日まで、全国の成人男女3000人を対象に実施。有効回収率は65.1%だった。
 構想は、全国を5ブロックに分け、春と秋の年2回、土日を含めた5連休をブロックごとにずらして取得する内容。政府は2012年度以降の分散化実施を目指している。
 反対理由(複数回答)では「家族・親類や知人と休みが合わなくなる」(54.2%)、「全国一斉に休みでないとかえって休めなくなる」(44.3%)の順で多かった。賛成理由の最多は「高速道路・交通機関や観光地の混雑が緩和する」(72.3%)だった。(2010/12/02-19:40)