藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

アルマゲドン。

本日23日あたり、重さ5.6トンの人工衛星が燃え尽きず、地球上に落ちてくるという。
て。

どうやって数字を出したか、「3200分の1」の確立で"人に当たる"そうである。
て。

北緯57度から南緯57度の広い範囲、とまるで見当もつかない。

特にさらに大きく取り上げられたり、詳細な位置情報がもたらされている分けでもないが、そもそもこれでいいのだろうか。
「5.6トンのうち、532キログラムの部品が燃え残る」ことの責任はNASAにあるのだろうけれど、報道する側ももう少し性根を入れてもらわねば困る。
NASAも、ご自慢のスパコンを使って逐一情報を発表するべきである。


オバマ大統領は40兆円もの規模の予算と格闘中だが、それにしても100キロ単位の金属部品が飛んで来ては、少々の建物の中にいても被災は免れないだろう。
「皆さん、大深度地下へ避難を」という報道はなさそうだけれど、どうにも不可思議なニュースである。

人に当たる確率3200分の1…人工衛星落下へ
20年前に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の大気観測衛星「UARS」(重さ約5・6トン)が23日前後に大気圏に再突入し、その破片が地球上に落下する見通しであることがわかった。


破片の落下場所は特定できていないが、今のところ日本を含む北緯57度から南緯57度の広い範囲が対象となっている。NASAは、人にぶつかる確率は3200分の1と推計した。

NASAの発表によると、UARSは1991年にスペースシャトルで宇宙へと運ばれ、高度約580キロの軌道を周回していた。2005年に運用を停止後、徐々に高度が下がり、現在は、高度225〜250キロ。

NASAの試算によれば、機体の大部分は大気圏突入時に燃え尽きるものの、最大158キロ・グラムの構造物を含め、部品26個(計532キロ・グラム)が燃え残り、地球上へと落下する。落下日時は23日前後。落下地点を特定するの難しいが、破片は800キロ四方の範囲に落下すると見られる。これまで、人工衛星が落下してけが人が出た例はないという。

(2011年9月19日18時29分 読売新聞)