藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

今の時代だからこそ。

アニメの巨人、内田樹氏も認めたワンピースが未曾有の記録を更新中。
初版で400万部て。。。
もう、そこいらへんの「初版3000部」とかいう印刷物とは、媒体として別物になってしまった。
またこのアニメが「それほど」受け入れられる秘密は、実は「意外に古びることのない人間関係や、惻隠の情」が根底に流れている、ということのようである。

それにしても、少年ジャンプという、いわば一番「多感な」世代に対する読み物から派生して、それが老若男女にあまねく広がるという、「ワンピ現象」というしかないような波を起こしている作品である。


ただ「仲間」とか「友情」とか「しがらみ」とかではなく、何かもっと深い"尊厳"をこのマンガは表現しているのかもしれない。

特に年配者にとっては、「何が起こっているのか」を直に見てみることは重要であると思う。
今の時代や若者の「琴線に触れる何か」があるに違いない。

常に、意外なところに時代のヒントはあるのではないだろうか。

「ワンピース」初版400万部 出版史上初
4日に発売された尾田栄一郎さんの漫画「ONE PIECE(ワンピース)」第64巻(集英社)の初版発行部数が、出版史上で初めて400万部に達した。集英社によると、同漫画の累計発行部数は2億5千万部以上。同漫画の初版部数は、2010年3月発売の第57巻で300万部に達していた。